・ホームページの自作をしたいけど、何から手をつければいいのかわからない。
・ホームページを作成するソフトウェアは、何がいいの?
・ホームページの自作と外注の判断はどこでしたらいい?
そのようなお悩みをお持ちの方も多いのではと思います。
ホームページを自作するためには、事業への活用方法を知っておく必要があります。
そこで、はじめてホームページを作成しようという方もホームページをリニューアルしようとする方にも有益な情報をこれからお伝えいたします。
最初にやるべきことは?
ホームページを自作するときに、最初にやるべきことは、目的を明確にすることです。
目的を明確にすることで、次のことがわかります。
・どのような種類のホームページを作成すればよいかがわかる ・どのように運用していけば事業目標を達成できるかがわかる |
ホームページの種類について
あなたの事業の目的によって、作成するホームページの種類は異なります。
その種類は、以下の5つです。
目的別5つの種類:
・販売サイト ・見込客を集めるサイト ・メディアサイト ・サポートサイト ・継続利用型サイト |
販売サイト
販売サイトは、売上を上げたいときにオススメです。イーコマースサイトとも呼ばれています。
このサイトの目的は、有形または無形の商品を販売することです。
事例としては、Amazonや楽天市場、STORESやShopify、ワードプレスなどのサービスがあります。
見込客を集めるサイト
見込客を集めるサイトは、集客したいときにオススメです。
このサイトの目的は、見込み顧客を集めて信頼を得ることです。
このサイトを作ることによって、集客から販売までのスムーズな流れを作ることができるようになります。
具体的には、次の手順で行います。
- 無料プレゼントを用意します。
- メールアドレスやLINEアカウントを取得します。
- 2のお客様に濃い情報を提供します。
- 販売を行います。
メディアサイト
メディアサイトは、主に認知度を上げたり、購読者を増やしたいときにオススメです。
目的は、ニュースや専門記事でアクセスを集めたり、広告掲載料で収益をあげることです。
事例としては、ニュース記事やまとめ記事の広告収入を得るものや企業のウェブマガジンやブログなどがあります。
サポートサイト
サポートサイトは、顧客満足度を高めたいときにオススメのサイトです。
目的は、お客様が抱えているトラブルや問題を解決することです。
事例としては、見込み顧客への情報提供や顧客の問題解決などを行い、結果として、サポートコストの削減の効果もあります。
継続利用型サイト
継続利用型サイトは、スマートフォンアプリやオンラインでサービスを継続的に利用してもらいたいときにオススメのサイトです。
このサイトは、サブスクリプション型と都度課金型の2種類があります。
・サブスクリプション型
Apple MusicやNetflixなどのサービスがあります。
・都度課金型
ソーシャルゲームのデジタルアイテムやコインを購入するサービスがあります。
ホームページの目的が決まれば、どの種類のサイトを作成すべきか明確になります。
その上で、サイトの設計を行うこととなります。
ホームページの制作と運用について
事業を行う際には、事業計画を作成し、計画どおり実行し、評価し、改善をくりかえすのと同様に、ホームページにおいても、これと同じことをする必要があります。
この取り組みを、ホームページのPDCAサイクルを回すといいます。
PDCAとは、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)の業務サイクルのことをいいます。
この業務サイクルは、ホームページの新規作成であっても、リニューアルであっても同様の考え方となります。
それでは、ホームページのPDCAの各段階を見ていきましょう。
・計画(Plan):戦略を立てる ・実行(Do):制作・公開する ・評価(Check):分析する ・改善(Action):改善策を検討 |
計画(Plan):戦略を立てる
戦略とは、商品やサービスを販売するためのしくみづくりのことです。
このしくみづくりのことをマーケティングといいます。
このしくみの違いが結果の違いに結びつきます。
具体的には、以下の作業を行います。
・サイトの目的と目標数を明確にする ・顧客と競合と自社のリサーチを行う ・コンセプト(あなたが提供する製品・サービスが、誰の何を解決し、どんな未来をもたらすのか)を決める |
実行(Do):制作・公開する
この段階ではじめてホームページをデザインする作業となります。
コンピュータを使うため、そのメリットを活かして業務の自動化や効率化を実現するしくみをつくる必要があります。
ホームページの制作にあたっては、世界の4割以上のWebサイトで利用されているワードプレスをオススメしています。その理由は、PDCAを回すための最適なしくみを構築できるからです。
ホームページで業務を自動化した結果、あなたは、主業務に集中することができるようになります。
評価(Check):分析する
ホームページを公開した後に、そのホームページがどのように機能しているのかを検証する必要があります。
その作業を「アクセス解析」といいます。
お客様がホームページを訪問して、どれだけのページを閲覧し、どれくらいの時間滞在し、どれくらいの割合が、メールアドレスを登録したのか、問い合わせをしたのか、商品を買ってくれたのか、など、お客様の行動を詳細に調べることができます。
これらの情報を分析することによって、どれくらい事業目標が達成できているのか、実際にホームページが有効に機能しているのか、または機能していないのか、などが把握できます。
改善(Action):改善策を検討
アクセス解析で明確になった事業の結果に対して、次の打つべき手が見えてきます。
例えば、あるページでは、訪問者がすぐにページを閉じているというケースであれば、お客様が引きつけられる情報を掲載します。
また、お客様にタイムリーに情報が提供されていなければ、トップページでセール情報やイベント情報をタイミングよく流すなどの改善策が考えられます。
まとめ
PDCAサイクルを回すことによって、事業のうまくいっているところや問題点が明確になり、次に打つ手が見えてくるようになります。その結果として、ページの一部改修であったり、大幅な改修が必要であれば、全面リニューアルを行うなどの判断ができるようになります。
ホームページのPDCAサイクルを回すことは、事業の目的を達成するための重要な取り組みです。そのため、ホームページの制作と運用は、経営戦略として取り組まれることが求められます。